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商標出願

2008/06/12

商標出願を行うにあたっては、
事前に調査を行うことが一般的です。
特許庁電子図書館には、生きている商標のみしかヒットしませんが、
有料データベースを利用すれば、死んでいる商標の検索も可能です。
本日、調査のご依頼をいただいた商標について、
完全に同一の商標が過去に出願され、拒絶が確定しておりました。
依頼者からすると、
「過去にダメだったからダメでしょう」
といった気分になるのかもしれませんが、
過去に他人が登録を認められなかった案件だからこそ気合が入る!!
というのは私だけでしょうか?
拒絶になった経緯について、事細かに調べて、
何とか登録できる方法を探っていこうかと思います。
いつもいつも上手くいってるわけではないですし、
たくさんの失敗もあるのですが、成功例を紹介しますと、
とある会社が商標「A」を有しておりました。
ライバル企業が商標「A’」を出願しておりました。
依頼者がライバル企業に遅れてライバルと同一商標「A’」を出願しました。
ライバル企業の出願については、
「商標Aが存在するから商標A’の登録を認めないで」と、
特許庁に情報提供を行ないつつ、
依頼者の出願では「商標Aと商標A’とは非類似でしょ」と、
特許庁審査官にアピールを行ないました。
完全に矛盾しているのですが、、、、
どうなることかとヒヤヒヤでしたが、
結果的には全てが上手く行って登録が認められました。
(だからこそ、ここで紹介できるのかもしれませんが)
そのことを依頼者に電話連絡したときには、
受話器の向こうから「やったー」って声が聞こえてきました。
実例っぽいこと(?)を記載しましたので、
安全対策のために、、、、
「今回の記事はフィクションかも(?)しれません。」  念のため。